履歴書の空白期間をニートはどう答える?模範解答を示そう!

これから就活に挑むうえで、一番の壁となるのがニートだったという事実。今さらどうにもできないことだが、やはり後ろめたさを感じるのではないだろうか?
そんなニートに待ち受けているのが、面接という厳しい洗礼。「働かないで何をしていたんだ」と確実に突っ込まれる。
どうすればいいか?面接を突破し正社員を勝ち取った私が、攻略法を教えよう。
目次
結論:嘘をつくな!
印象が悪くなるのを恐れて、ごまかそうとするのはダメ!
ごまかしたところで言い訳にしか聞こえないし、どこかで矛盾が出て嘘がバレる危険が高いからだ。
例えば、「自営業をしていた」という嘘を付いたら、会社名・事業内容・経営状態など事細かな説明をできなければ一発アウト。たとえその場はうまく切り抜けられても、入社後の手続きでバレることも十分あり得る。内定取り消しだ!
寝たきりの祖母を介護していたことにして、何らかの理由で実家に電話をかけられ、寝たきりだったはずの祖母が元気に電話に出てしまうかもしれない。
あげたらきりがないが、とにかくリスクを冒して嘘をつき通すより、正直に言って反省の意を示すのが最も賢いやり方だ。
ニート期間の説明(模範解答)
ニート期間の説明は正直にするのがベスト。というわけで、まずは実際にやっていたことを思い出す作業をすること。思い出したら、メモ用紙に書き出そう。さすがに、一日中ぼーっとしていた人はいないはずだ。
(病気の)治療していました
使えるフレーズだが、注意しないといけないのは、ブランクが長期間(1年以上)に及ぶ場合だ。
よほどの難病でない限り、「こんなに長くかかるのか?」と疑われてしまうだろう。
長期間ニートをしていたのであれば、別の理由も考えないといけない。
本を読んでいました
どんな本を読んだのか、1日何時間読んだのか、本はどこで手に入れたのか(本屋or図書館)、購入したのであればだれのお金か、どんな知識を得られたか、といったことは説明できるようにしておこう。
本で身に着けた知識が仕事に通ずるものであればアピールすべきだ。無駄にニートしていたわけでないことをわかってもらえれば、失点を大きく減らせる。
漫画を読んでいました
引きこもりに多いパターンだろう。
漫画も上記の本と同様に、どんな漫画を、1日何時間、誰のお金かを説明できるようにすること。
また、勉強になったのであればアピールするのもありだが、教養を身につけられる漫画はあまり多くないので難しい。
得られたものがない場合、どれだけ夢中になれたかを説明すること。「仕事もそれくらい必死でやるのではないか」と思われるかもしれない。
ゲームやっていました
ゲームも先の漫画と同様、ひきこもりに最も多い事例。
夢中になりすぎて、徹夜したこともあるのではないだろうか。ニコニコ動画などでゲーム実況をしていた人もいるかもしれない。
徹夜したのであれば、「夜勤あり」の仕事で評価されるかもしれない。
ロールプレイングゲームのように、失敗を重ねながら最後はラスボスを倒すところまでクリアしたのであれば、「苦難を乗り越えながらやり遂げる力」をアピールできる。
映画見ていました
映画を楽しんでいたのであれば、夢中になった映画・あらすじ・感激した場面とその理由を話してみよう。
接客業など、感受性の豊かさ(人の気持ちがわかる、やさしい、細かいところに気づく)が求められる職種で高評価につながる。
運動していました
体を鍛えていたのであれば、すべての企業で評価される。
なぜなら、「健康」でなければ、どんな仕事においても致命的になるからだ。体が弱いといつも仕事を休むし、出勤しても覇気のない動きをするので、周囲の人間に悪影響を与える。
さらに、入ってもすぐ辞めてしまう可能性が最も高いタイプだ。実際私自身も、仕事が長続きしない最大要因が「すぐに体調を崩す」ことにある。人間関係に恵まれ職場には何も問題なくても、健康の問題ですぐに仕事が辛くなってしまう。
体が丈夫で元気があれば、よほど問題がない限り、どこかに必ず雇ってもらえるはずだ。特に体育会系気質を好む日本であれば、なおさらだ。
ブログ書いていました
これは、私自身が使わせてもらっているフレーズだ。
今回の正社員面接に限らず、バイト面接もこれで通るからすごく便利だ。
ブログ(アフィリエイト)で大きく稼げると思って辞めた(表向きの理由は「体調不良」でも)けど、いざやってみたら「稼げなかった」ので働くことにしたと説明すれば、ほとんどの場合納得してもらえる。
要は、ニート期間に何をしていようがどうでもいいのだ。大切なのは、「相手に納得してもらえる」こと。
面接は、「しっかりコミュニケーションを取れる人間か」を試される場である。
変にごまかそうとするのではなく、正直に話し、「反省すべきところは反省し」という誠意を見せることが大切だ。
どんなうまい言い訳をしようと、ニートをしていた事実は変えられない。せめて、それを「取り返す」くらいの気概を示すことが、最も効果的な攻略法である。
履歴書に空白期間のことを書け!
「空白期間(ブランク)のしていたこと」を履歴書に書いてしまおう。特に、人前で話すのが苦手なコミュ障のニートには、強くおすすめしたい
なぜなら、面接は履歴書をもとに進められるので、余計なエネルギーを使わなくて済むからだ。
履歴書だけで納得してもらえれば、それで終わり。例え詳しい説明を求められても、はじめから話すよりずっと負担が少ないはず。
履歴書には、退職理由と一緒に「空白期間」のことも書き記してほしい。
まとめ
最後に、重要ポイントをおさらいしよう。
- 正直に話す
- 履歴書に詳しく書く
だ。
あらかじめ話すことを用意しておけば、面接なんて怖くないのだ。